活動レポート

2月17日(土) あけぼの大豆の味噌仕込み

さぁ、今年もいよいよ始まりました。最初の活動となる、あけぼの大豆の味噌仕込みです。
今年はコロナ前に使わせていただいていた、旧豊岡小学校校舎内の施設での開催です。

朝早くから巨大鍋で大豆20kgをゆでます。沸騰しくると、ぶくぶくと泡状に灰汁がでてくるので、それをていねいにとっていきます。

別の部屋では麹と塩の準備です。今年も甲府にある五味醤油さんの麹を使います。
手前の茶色いのが麦麹、奥の白いものが米麹で、それぞれ8kgと12kg用意しました。米麹が少し多めです。

まずは麹と塩を容器に入れて混ぜ合わせます。

大豆は1時間半ほどで茹で上がり、麹と混ぜる前に冷まします。熱いまま麹と混ぜると、麹が死んでしまうんです。

十分に冷めたら、ここに麹と塩を混ぜたものを投入し、均一になるように混ぜていきます。

そしていよいよミンチ機の登場です。きずなハウスで使っていた家庭用の小型のものとはパワーとスピードが違います。どんどんミンチになっていきます。

動画でもご覧ください。

ミンチになった味噌の元は、味噌樽に入れる前に丸めて“味噌玉”にします。

そして、味噌樽の中に投入です。「こんちくしょー!」ではなく、「美味しくなーれ!」と言いながらですよー。

この様子もショートムービーでご覧ください。

こうして仕込んだ味噌は、樽に入ったまま11月まで寝かせておきます。
皆さん、美味しい味噌になることを願っててくださいね。

この日の作業は午前中で終了し、お弁当がなかったのでみんなで身延駅前の「あっぷる」さんに行き、生ゆばラーメンを食べました。私は田んぼ15年目にして初めて食べたんですが、とっても美味しかったですよ~

さてさて、次回の活動は3月23日の水路掃除になります。いよいよ田んぼでの作業が始まります。
体を使う作業ですので、鈍った体を動かしたいという方、土に触れたいという方、ぜひぜひ田んぼに足を運んでくださいね。

それでは、今年も田んぼで会いましょう!

3月23日(土) 水路掃除、じゃがいもの植え付け

今年の“田んぼしごと”が始まりました。田んぼに水を引くための水路の掃除(泥出し)です。

この日の身延は朝から雨。なぜかこの水路掃除の日は雨になることが多いんです。

そんな中、スタッフとメンバーさん合わせて17名が集まってくれました。

身延に移住予定のご夫婦は初めての参加です。ワンちゃんと一緒に来てくださいました。

朝礼の後、まずは田んぼと畑の間にあるU字溝の泥出しから。昨年より泥が多いような・・・

とにかく頑張って男性陣で泥をかき出します。

この作業中、女性陣は畑でじゃがいもの植え付けをしてくれました。(写真がなくてスイマセン)

U字溝が終わったら、続いて川の少し上流脇にある水路の掃除です。
こちらも泥がいっぱい溜まっていました。

水路手前の川からの取水口も泥でふさがっていました。

とにかくみんなで泥出しです。

取水口の泥を取り除き、水の流れを作ってから堰を開けると、きれいに水が流れました!
ただ、水路の数ヶ所から水が漏れているため、そこは後日補修作業が必要になります。

水路掃除をがんばってくれたのはこちらのメンバー。昨年に続いて参加してくれた大学生の“タツトモ”、スタッフ和田さんの息子さん、若い力が大活躍の水路掃除でした。

昼過ぎまでかかった水路掃除を終え、きずなハウスへ移動。ちょっと遅めの昼食です。
この日のお弁当は、大島直売所のおばちゃん弁当。地元では人気の巻きずしといなりずしのお弁当は、ボリュームたっぷりで美味しかったです。

そして、とよぽんママデザートは、イチゴのババロアです。桜のつぼみの塩漬けがちょこんと乗ったおしゃれなスイーツで、とっても美味しかったですよ。

昼食後にはすっかりおなじみとなった“たんぼ~ず”のウクレレライブで盛り上がりました。

そして、最後にみんなから今日のひとこと感想。初参加のご夫婦も雨の中楽しんでいただけたようで、ひと安心。

若者の活躍もあって、雨の中での今年初田んぼしごとは無事終了することができました。

次回の活動は4月20日のもみまきになります。
子どもにもできる作業で、お米作りを体感できますので、ご家族での参加もお待ちしています。

それでは、田んぼでお会いましょう!

4月20日(土) もみまき、肥料まき・耕運

5月のお田植えに向け、最も重要な作業であるもみまきをおこないました。

身延は朝から気温が上がり、この時期としてはかなり暖かくなりました。

作業は、もみまき班と肥料まき&耕運班に分かれてスタート。

まずはもみまき班の様子。

一週間前からスタッフ5名が“芽出し”をした種もみがこちらです。
今年は気温が高くて水温も上がったせいか、発芽状態にムラがあります。
下の写真左が“ひとめぼれ。芽がかなり出ているもの、少し出ているもの、まだ出ていないものがあります。
真ん中は農林22号で、まだ発芽していないものも結構あります。右のもち米も同様です。

苗箱に土を入れるところからスタートです。

種もみは手作業でていねいにまんべんなくまいていきます。

最後に土をかけて完成!

田んぼ班は4名で、まずは肥料まきから。
前回の水路掃除の日にやるはずだったんですが、雨でできなかったため、延期になっていました。
肥料はブルーシートをかけていたものの、下の方の袋に水が浸入し、中の肥料が水を含んでいました。この水を含んだ肥料がとても重く、そして、めっちゃ臭いんです。ほぼ午前中いっぱいかけてすべての田んぼと畑にまきました。

肥料をまいてる途中から並行して耕運をするはずだったんですが、ここでトラブル発生。なんと、トラクターのエンジンがかからない・・・ バッテリーがあがってるようだったので、車とバッテリーとつないだりして始動を試みましたが、全くダメ。結局、地元の方からトラクターをお借りすることになりました。

お借りしたトラクターは快調そのもの。トラクターでの耕運初体験のスタッフまさきんぐが挑戦です。
すぐに慣れて、ドンドン耕運していってくれましたよ。

こちらは手押し式の耕運機と管理機。会員さんも初挑戦で頑張ってくれました。

もみまきは昼過ぎまでかかり、遅めのお昼休憩です。
この日は嬉しい嬉しい田中屋旅館さんの春のお弁当。桜海老ごはんを始め、おかずも超美味しいものばかり。とっても癒されるお弁当でした。

そしてとよぽんママデザートは“桜 甘酒羊羹”。これがまためっちゃ美味しくて、疲れが一気に吹き飛んでいきました。

午後にはもみまきチームも田んぼに移動してきて、耕運した田んぼの周囲に水の通路を作る“溝切り”です。
クワを使ってのこの作業はとても大変です。

こちらは田んぼ横の水路。こちらも泥や石がたまっていたんですが、みんなでかき出し、水が流れるようになりました。

この日はもう一つ重要な作業もありました。田んぼから少し離れた川の取水口から水を引いている水路の補修です。
スタッフのゾノさんと丸ちゃんが、水が漏れている箇所をセメントでふさいでくれました。
これで田んぼにとって命の水が確保できそうです。

この日は大学生になった息子さんと一緒に数年ぶりに参加してくださったご家族もいて、ヘビーな一日をなんとかやりきることができました。残念ながら全員での集合写真はありませんが、15人中9人で記念にパシャリ。入れなかった皆さん、ごめんなさい!

    

さてさて、次回の活動は5月11日の代かきになります。
トラクターでの作業がメインにはなりますが、トンボを使っての仕上げの作業に人手がたくさん必要です。ぜひ新緑の身延にお越しください。

それでは、田んぼでお会いましょう!

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