ご縁ときずなに感謝
24年前、タイやフィリピンの農村で、日本人が現地の人にお米や野菜の作り方を教えている姿を見ました。現地の人はとても熱心に学んでいました。「生きていくことは食べること」なんだと実感しました。
日本では農業をする人の高齢化が進み、耕作放棄地が増えている。日本人は大切なものを手放そうとしているのではないか?
まずは、耕作放棄地で“お米づくりを体験”して、“自分たちが作ったものを食べる場”を作ろうと田んぼできずなづくりを始めました。
都市と農村に暮らす人のきずな
自然と人間のきずな
家族や仲間とのきずな
田んぼでのお米作り体験を通して、たくさんのきずなが生まれていったこと。
10年前に地縁も血縁もない私を受け入れてくれたこの土地の皆様に感謝しています。
そして、いつかここで体験した子供たちが、大きくなって、自分の子供を連れてまたこの場所に戻ってきてくれたらいいなと思っています。
2019年12月
風土人代表 豊田有希