2月25日(土) あけぼの大豆の味噌仕込み
今年最初の活動となる味噌仕込みを実施しました。
昨年は大豆の大部分を猿に食べられてしまい、味噌仕込みができるかどうかという状況になりましたが、身延在住のスタッフ丸さんが育てたあけぼの大豆を少し分けていただき、無事味噌を仕込めることになりました。
とよぽんがボードに手順を書いて、あけぼんが見守ってくれていましたよ。
今年も“きずなハウスで実施。まずは朝礼からです。
大豆は大きな鍋2つと、他にもう少し小さい鍋を使って茹でます。
茹でている間、時々大きなしゃもじでかき混ぜます。
泡がブクブク出てきて、少しずつ大豆がやわらかくなっていきます。
こちらは味噌仕込みに使う麹とお塩です。麹は毎年甲府の五味醤油さんのものを使用しています。甲州味噌は米麹と麦麹を混ぜて使うんです。
麹はほぐして、塩と混ぜておきます。
大豆が茹で上がると、ペースト状にしていくんですが、今年は秘密兵器登場です。電動式のミンサーです。
これでガンガンいくぞ~と思ったら、使い方にコツがあるのと、長時間の連続運転ができないため、手動のミンサーも大活躍でした。
大豆がペースト状になってある程度冷めたら麹と混ぜ、みんなでコネコネ“味噌玉”を作っていきます。
たくさんの味噌玉ができました。
この味噌玉を大きな味噌樽に投げ入れていきます。
そしてきれいにならしたのがこちら。当然ですが、茶色くはありません(笑)
こちらは、作業の合間に交代制でいただいたお弁当です。この日は身延町のテイクアウト専門店『キッチンワカオ』さんののり弁です。美味しかったですよ~
この日の参加者はこちらの12名。味噌仕込み初参加の方も楽しんでくれました。
次回の活動は3月25日の水路掃除。重労働ですが、田んぼの準備の大切な作業です。いよいよ田んぼの活動が始まりますよ~
3月25日(土) 水路掃除
前回の味噌仕込みからちょうど一ヶ月。いよいよ田んぼの活動が始まりました。
この日の身延は前日からずっと雨。
「雨降ってるよ~」のポーズ。
作業内容は、田んぼでの米作りにとっても重要な水路のお掃除です。1年の間に水路には泥が溜まり、放っておくと田んぼに水が引けなくなります。毎年この時期に水路をお掃除します。
川のそばの水路は、川の増水のために少し危険だったので、まずは田んぼと畑の間にある大きいU字溝の掃除から。中に降りて泥を書き出した結果、こんなにきれいになりました。
泥出しをしていると、サワガニがびっくりしていましたよ。
続いて安全に注意しながら川のそばの水路に行き、頑張って泥出しです。
会員のカオリンは、小型のノコで雑草や小枝を切ってくれました。
お弁当を少し我慢して頑張ったおかげで、水路はこんなにきれいになりました!
この日の作業には、小学2~6年生の5年間田んぼに通ってくれた“たつともゆうし”の3名が、6年ぶりに参加してくれました。左が小学校2年生、右が現在高校卒業したての3人です。同じ場所で同じポーズをとってもらいました。
田んぼの岩の上に登るとこんな感じ。岩が小さくなったように見えますね。
昨年も小学生の時以来8年ぶりに田んぼに帰ってきてくれた青年がいましたが、今後も大きくなって田んぼに帰ってきてくれる子がいると嬉しいですね。
作業の方は13時頃に終了し、きずなハウスに移動しての昼食です。大島直売所のお弁当と、とよぽんママ特製“春のお味噌汁”。とっても美味しくいただきました。
雨のせいで田んぼへの肥料まきと耕運、そしてじゃがいもの植え付けはできませんでしたが、久しぶりの重労働で体を動かせて楽しかったです。
次回は4月22日のもみまきです。こちらは小さなお子さんでもできる作業ですので、ぜひ身延に足を運んでくださいね。
4月22日(土) もみまき、苗代づくり、田んぼの肥料まきと耕運
お米作りにとって最も重要な作業のひとつ『もみまき』をおこないました。
今年もスタッフ3名が手分けして約1週間前から自宅で“芽出し”をおこなった種もみを使いました。
左から“ひとめぼれ”、“農林22号”、“満月もち”です。催芽(播種の前に人為的に発芽させること)できていないものも一部ありますが、ここまで“鳩胸”状態になっていたら大丈夫です。
まずは朝礼。斎藤さんからこの日の作業説明がありました。
もみは3種類あったので、種類別に育苗箱にラベルを貼ってマーカーを取り付けました。かわいいマーカーはスタッフ丸さんの発案で、種類別に違った色になっていてわかりやすいです。
この育苗箱に、まずは土を入れていきます。器具を使って均一の厚さにし、ギュッと押さえます。
まく前にもみはきちんと計量して器に入れていきます。育苗箱1枚あたり1.8合で、少し多めにまいていきます。
土を入れて水を吸わせた育苗箱を4枚並べてもみをまいていきます。1人1枚を担当します。
誰ですか~、食べようとしてるのは(笑)
まき終わるとこんな感じになります。均等にまけたかな?
もみまきは小さな子どもにもできる簡単な作業ですが、できるだけ均等にしないといけないので、パパと一緒にがんばってくれました。右の写真は“播種機”を使ってもみをまいた苗箱の上に土をかけている様子です。ハンドルを回すと土が均等にかかっていきます。
この作業中、苗づくりをお手伝いいただく地元の司さんの畑では、苗代(なわしろ)作りをやっていました。育苗箱を並べて上にシートを掛けられるようにし、播種済みの育苗箱を並べていきます。
育苗箱をすべて並べてシートを掛けるとこんな感じです。お田植までの4週間、元気に育ちますように!
もみまき・苗代作りの作業が昼過ぎまでかかり、ちょっと遅めのお昼ごはん。この日は今年初の田中屋さんのお弁当です。色とりどりのおかずが入って、とっても美味しかったですよ。
食後にはとよぽんママデザートの“いちごのババロア”。午前中の作業の疲れが一気に癒されました。
午後は田んぼへと移動し、3月にできなかった肥料まきと耕運です。
スタッフ中ちゃんはトラクターの運転がいつの間にかかなり上達していました。カッコいいでしょ?
会員の方も管理機を使って耕運にチャレンジです。
みんながかなり頑張ってくれたおかげで、田んぼとあけぼの大豆畑、すべての耕運を終えることができました!
とってもがんばってくれた参加者はこちら。一足先に帰路についた2家族(5名)を入れて15名でした。
皆さんお疲れさまでした!
最後に、地元の司さんが見せてくれた生き物をご紹介。
1つ目は、前日に退治したというオオスズメバチです。ボールペンと比較するとその大きさがわかりますね。こんなハチに刺されたりしたらと想像すると、恐いですよね。
もう1つはトカゲです。こちらはかわいらしいので、子どもたちに人気でしたよ。
さて、次回は5月13日の代かきです。5月20日のお田植に向けて、水を張った田んぼの底をきれいにならす作業になります。主にトラクターを使いますが、“とんぼ”を使って人手でもならしていきます。
ぜひ田んぼで一緒に汗を流しましょう!
5月13日(土) 代かき、さつまいも植え付け
お田植え前の田んぼの整備『代かき』をおこないました。
この日の身延も朝から雨が降っていました。身延山はまったく見えません。
作業前に育てている苗の様子を見に行ったところ、こんな感じになっていました。
黄色っぽくなっているのは、日に焼けたせいです。特に問題はないんですが、パッと見て生えていない場所やスカスカな場所があります。
これがその生えていない苗箱。満月もちです。数本生えているだけで、ほぼ全滅。芽出しが十分にできていなかったのが原因と思われますが、ちょっとショックでした。。
代かきは主にトラクターを使います。
トラクターの後は人が“トンボ”を使って底をできるだけ平らにならしていきます。
こちらは代かきではなく、田んぼ周りの草刈りです。スタッフ丸さんが仮払い機を使って一人でやってくれました。
お昼は大島直売所のお弁当、そしてとよぽんママデザート『フルーツいっぱいの寒天ゼリー』です。
雨の中の作業の疲れを癒してくれました。
写真はありませんが、この日は畑でもさつまいも植え付けの作業、そして藍の定植もおこないました。
畑ではスナップエンドウや絹さやが収穫時期を迎え始めていました。
こちらは少しですが収穫できたスナップえんどう&絹さやです。
この日の田んぼにはスタッフ和田さんの息子・龍馬君が来てお手伝いしてくれましたよ。トラクターを初めて運転して、こんないい笑顔を見せてくれましたよ。
さて、次回はいよいよ5月20日のお田植えです。40人前後の参加が予定されていて、にぎやかな一日になりそうです。そんな田んぼにぜひお越しください。
5月20日(土) お田植え
待ちに待った今年のお田植えです!
前日の雨は深夜には上がり、身延は朝から晴れ間が出てきました。
シンボル岩の上にものぼりを立てて準備万端。
とよぽんが描いたボードでみんなをお迎えです。
苗は一部うまく育たなかったものの、地域の方の協力を得て、なんとかそろいました。
朝礼ではまずとよぽんから「田んぼできずなづくり」について説明。
朝礼にはいつもお世話になっている“田んぼの先生”修身さん、そして今年も苗作りのお世話をしてくださった司さんも顔を出してくださいました。
作業説明など一通り終え、作業前にみんなでラジオ体操。おなじみになった甲州弁バージョンです。
今年のお田植えには、なんと、NHKと身延町観光課から取材の方が来てくれました。
お田植え開始前から子どもたちはアカハライモリに夢中。嬉しそうな笑顔に、ほっこりします。
お田植えは、経験者も初心者も、おとなもこどもも、みーんな一直線に並んで、いっせいに植えていきます。
正面から見ると、青空に身延山が映えます。
カメラを向けてポーズをとっていただきました。皆さんいい笑顔です。
1枚目の大きな田んぼを半分すぎたくらいでお昼の時間。
この日は『峠のレストラン Le Queon(ル・クオン)』さんのハンバーグ弁当。お肉がギュッと詰まった美味しいハンバーグです。そして、とよぽんママデザートの『フルーツ炭酸ゼリー』。疲れた体に嬉しいデザートでした。
お昼休憩中には、スタッフさいとうさんによる子どもクイズ大会。みんなはりきって答えてくれていました。
午後はお田植えの続き。こちらは1枚目の田んぼをやり終えて「やったどー!」のワンショット。
この後、隣の小さな田んぼは「子ども田んぼ」ということで、子どもたちだけで植えてもらおうと思っていたんですが、、、大人も一緒のお田植えとなりました。
でも、この日の子どもたちはとってもがんばってくれていたので、みんな「がんばったで賞」です。
こちらはちょっと面白い写真。パパの背中に泥をぬりまくるケイ君。あっという間に背中がドロドロになっていました。でも、二人とも笑顔いっぱいでしたよ。当然、帰りは温泉に寄ったそうです。
もう一枚、こちらは田んぼの中で気持ちよさそうに寝転んでいるもう一人のケイ君。この日は暑かったので、ホントに気持ち良さそうでしたよ。
お田植えは、手植えだけでは終わらないので、田植え機も使いました。こちらはスタッフの和田さんと坂本さんが担当です。真っすぐ植えるのが難しいんですが、さすがの一直線です。
この日の参加者はスタッフも入れて総勢40名。疲れたはずなのに、最後は朝より笑顔いっぱいになっていたのが印象的でした。
子どもがたくさん参加してくれた今年のお田植えも、ホントに明るく楽しい一日となりました。
秋の収穫も子どもたちの声が響く田んぼになってくれることを願っています。
この日の様子はショートムービーでも公開していますので、ぜひご覧になってください。
さてさて、次週からはしばらく草取りの期間に入ります。毎週スタッフが交代で田んぼに行き、チェーン除草などをおこないます。もし行けるよという方は、ぜひ田んぼに来てくださいね。
[山梨 NEWS WEB] 首都圏などから集まった家族連れが田植え体験 身延町
[身延町 移住コーディネーター de 地域おこし協力隊] 5月23日 たんぼ はじめました。
[身延町観光課公式Instagram] 初夏の風物詩 お田植え
5月27日(土) 草取り その1
お田植えから1週間が経ち、草取りDaysがスタートしました。
朝から晴れて気持ちのいい田んぼです。植えた苗はしっかり根付いていて、先週よりしっかりした感があります。
機械で植えた田んぼも手植えした田んぼも順調なようでした。
まずはすべての田んぼをチェーン除草機を引きながら歩き回りました。
その後、一部の苗が抜けていたり植え忘れと思われる場所に予備の苗を植え付けたり、水の調整等を行いました。
隣の畑ではじゃがいもの葉っぱが生い茂っていました。
そのじゃがいもには花が咲いていて、7月のじゃがいも掘りに向けて順調なようです。
こちらは藍の畑。順調に育っているようです。
もうひとつ、こちらは田んぼに水を引いている川の取水口です。水路に水が入りやすいようにしているのですが、大雨の際に流されてしまうため、その補強をしました。大きな石を入れた土のう袋を置いて流されにくくする作業です。
スタッフの中ちゃん、ぞのさん、丸ちゃん、3人で力仕事をがんばってくれました。
さて、次週は草取りに加えて、田んぼへの栄養補給である液体肥料の散布を実施します。ご参加いただける方はぜひ身延にお越しください。